【どれを目指す?】FIREはなんと5種類もあるんです。達成しやすいFIREも紹介
FIREの種類って何があるのかな?
こんな悩みにお答えします。
✅FIREの種類
Fat FIRE、リーンFIRE、コーストFIRE、バリスタFIRE、サイドFIREの5種類
✅達成しやすいFIRE
1番⇒バリスタFIRE(サイドFIRE)、2番⇒リーンFIRE
ひとくちにFIREを目指すといっても、実はいろんなFIREがあるんですよね。
そこで今回は、
を解説します。
この記事を読むと、自分の目指すべきFIREが分かりますよ。
ぜひ、立ち読みしていってください。
「FIREってそもそも何?」という方はこちら。
・FIREの計画を立てる上で参考になる
・自分が目指すべきFIREが分かる
・難易度の低いFIREを知れる
【あなたはどれを目指す?】FIREはなんと5種類もあるんです
※読むにあたっての注意点
FIREの種類は、メディアによって解釈が違います。
本記事では、私なりの解釈で解説いたしますが、1番願っているのは記事を読むことにより、皆さまの目指すべきFIRE像の参考になることです。
FIREは考え方や達成基準も人それぞれで、100人いれば100通りのFIREがあると思っています。
それをご理解の上で読んでいただけると助かります。
FIREはなんと、5種類もあるんです。
具体的には、以下のとおり。
・Fat FIRE
・リーンFIRE
・コーストFIRE
・バリスタFIRE
・サイドFIRE
意外に多くてびっくり~
各FIREの特徴を、図解にもしてみました。
図1:FIREの種類
縦軸:働く、働かない
横軸:必要金額(少・多)、達成の早さ(早・遅)
斜め軸:難易度
※必要となる資産額や達成の早さは人それぞれのため、具体的な数字は控えて、表現させていただきます。
良ければ、目指すFIRE選びの参考にしてください。
それでは、次の章から各FIREについて、詳しく解説していきますね。
Fat FIRE(難易度:★★★)
引退前と変わらず、贅沢な生活を送れる金持ちFIRE。
私も、こんな生活をしてみたいものです。
・働かなくて済む
・資産が多い場合、贅沢な暮らしができる
・一般的に、資産家レベルの資産を築く必要があり、達成がとても難しい
・不労所得の減収(株価の暴落や配当金の減配など)があると、生活が維持できない可能性
・働かないので、社会的な関りが少なくなり、孤独を感じやすい
莫大な資産が必要だが、贅沢な暮らしができる
✅収入と支出の状態
生活費(多額)<不労所得
⇒月々の生活費を不労所得だけで生活できる状態(相当な不労所得が必要)
FIREの理想形とも言え、美味しいご飯を食べたり、思いっきり旅行したり、贅沢な暮らしができるのが特徴です。
多くの人が、「こんな生活をしたい」と憧れるFIREですが、人によっては億以上の資産が必要になることもあり、達成が難しいでしょう。
とは言え、贅沢な暮らしの基準は人それぞれですから、人によっては少ない金額でも良いかもしれません。
・現段階で高収入の人(会社経営者や医者、弁護士など)
・FIRE達成後、節約はあまりしたくない
リーンFIRE(難易度:★★☆)
節約で支出を極限まで減らして達成するFIRE。
FIRE達成前も達成後も、節約はする必要があります。
・達成までに必要な金額が少なく済むことから、短期間で達成しやすい
・節約に特化するため、誰でも取り組みやすく、結果が出やすい
・過度な節約をすると、自分の人的資本が下がる可能性
・人によっては、過度な節約による制限から、ストレスを感じるかも
達成までに必要な金額が少なく済み、再現可能性が高い
✅収入と支出の状態
生活費(最小限)<不労所得
⇒月々の生活費を不労所得だけで生活できる状態(ただし、生活費は極限までおさえる)
【Fat FIREとの違い】
⇒生活費が多いか少ないか
Fat FIRE:生活費は、基本的に気にしなくてOK
リーンFIRE:生活費は、極限まで切り詰める必要がある
リーンFIREは、Fat FIREと比べて、誰でも実践でき、比較的達成しやすいのが特徴です。
節約を極めればお金の知識は身に付きますし、自分の人生で本当に必要なものだけを、見つけられるかもしれません。
・ミニマリスト志向の人
・どうしても働くのが嫌で、今すぐFIREしたい人
・経済的ではなく、精神的に豊かな生活を送りたい人
コーストFIRE(難易度:★★★)
FIREを達成できる資産はあるが、あえて働いている状態。
※追記
コーストFIREについて、さらに勉強した結果、もう1つ解釈があることが分かりました。詳しくは下記の記事をご覧ください。
・いつでもFIREできる状態で働くので、精神的余裕を持って仕事ができる
・会社員の場合、社会保険によるメリットを受けられる
・思わぬ出費や、不労所得の減収など、経済的リスクに対応できる
・辞め時が分からなくなり、FIREが遅れる可能性
いつでもFIREできる状態でありながら、労働収入と不労所得を両方得られる
✅収入と支出の状態
生活費<①労働収入、②不労所得
⇒月々の生活費を労働収入だけでもまかなえるし、不労所得だけでも生活できる状態
FIREできる十分な資産があっても、働いている状態ですね。
お金にもゆとりがあり、いつでも仕事を辞められる状態で働け、精神的にもかなり楽だと思います。
ある意味最強のFIREでしょう。
・働くのが苦ではなかったり、好きな人
・FIRE達成後のリスクが心配な人
・社会的に人と関わっていたい人
バリスタFIRE(難易度:★☆☆)
FIRE達成後、生活費の一部や半分を、パートやアルバイトでまかないながら生活するFIRE。
・FIREのために必要な金額が少なく済むため、他のFIREに比べて早く達成できる
・パートなどでも基準を満たせば、社会保険に加入することになり、恩恵を受けられる(独身や配偶者が自営業者の人の場合)
・職場先の人間関係に悩む可能性
・まかなう金額によっては、長時間働いてしまう可能性
FIRE達成後、足りない生活費をパートやアルバイトでまかなう
✅収入と支出の状態
生活費<不労所得+労働収入(パート、アルバイト)
⇒不労所得で足りない分を、パートやアルバイトでまかなう
FIRE達成後、足りない生活費をパートやアルバイトでまかなう前提であることから、FIREに必要な金額が少なく済むのがいいところです。
サイドFIREと比べると、パートやアルバイトで働くことにより、働いた分は確実に収入が入ってきますし、かといって、コーストFIREのようにフルタイムで働くこともないですから、バランスの取れたFIREですね。
・働くのが苦ではなかったり、好きな人
・FIRE達成後のリスクが心配な人
・社会的に人と関わっていたい人
サイドFIRE(難易度:★☆☆)
FIRE達成後、生活費の一部や半分を副業でまかないながら生活するFIRE。
サイドは、サイドハッスル(=副業)という言葉からきています。
・FIRE達成後も、好きなことや得意なことで働ける
・FIREを目指していた時にやっていた副業を、達成後も続ければ、そのままサイドFIREにできる
・副業収入によっては青天井となり、コーストFIREやFat FIREに移行できる可能性あり
・副業収入が毎月、ある程度(万単位)見込めないと厳しい
FIRE達成後、足りない生活費を副業でまかなう
✅収入と支出の状態
生活費<不労所得+労働収入(副業)
⇒不労所得で足りない分を、副業でまかなう
【バリスタFIREとサイドFIREの違い】
⇒雇われるか雇われないか
厳密には、
バリスタFIRE:パートやアルバイトで働く⇒パートタイムに近いイメージ
サイドFIRE:副業で働く⇒フリーランスに近いイメージ
バリスタFIREと違い、副業で生活費をまかなうのがサイドFIREの特徴。
FIRE達成前に副業で軌道に乗った人は、そのままサイドFIREに移行するのが1番楽だと思いますし、副業収入が安定しないのなら、バリスタFIREと組み合わせるのも良いと思いますよ。
・FIRE達成後も、好きなことや得意なことで働きたい
番外編:暗号資産(仮想通貨)で FIRE(難易度:???)
最後に番外編として、暗号資産(仮想通貨)でFIREを目指す方法もご紹介しますね。
・インデックス投資よリターンが大きく、短期間でFIREを達成できる可能性がある
・リスクが高い
・ポートフォリオに、インデックス投資だけでなく、暗号資産(仮想通貨)も加えるだけ
・他のFIREの方法と組み合わせてOK
✅収入と支出の状態
⇒他のFIREと組みあわせてOK
私がこの方法を紹介した理由は、私自身、暗号資産(仮想通貨)でFIREを目指しているからです。
具体的な方法は、通常のFIREと基本的には変わらず、投資対象をインデックス投資だけでなく、暗号資産(仮想通貨)も加えるだけになります。
それ以外は、自分が目指したい他のFIREと組み合わせても良いですよ。
※資産のポートフォリオに対して、どのぐらい暗号資産(仮想通貨)を保有するかは、リスクに合わせてご自身で決めてください。
暗号資産(仮想通貨)の中でも、特にオススメなのはビットコインです。
なぜなら、ビットコインは将来性があり、長期投資にも向いているから。
①ブロックチェーン技術
②法定通貨のリスクヘッジとしての有用性
③企業の参入や半減期による需要や希少価値の高騰
上記の将来性があり、これまで価格も長期的には上昇してきたことから、長期投資にも向いているんです。
今後も、価格が上昇し続ける保証は全くありませんが、ビットコインの需要や希少価値が上がれば、おのずと価格にも反映されていく可能性はあり、長期投資に向いていると私は思います。
このように、ビットコインはFIREしたい人こそ、オススメの投資対象だと思いますよ。
「そもそも暗号資産(仮想通貨)ってなんなの?」という人は、こちらをご覧ください。
・資産の増加を加速させたい人
・FIRE達成のために、インデックス投資以外でおススメの投資対象を探している人
達成しやすいFIRE
結論としては、次のとおり。
状況によっては、サイドFIREも全然ありです(後述します)
両方共通していることは、
①必要金額が少ない
②達成可能な年数が、他のFIREと比べると短い
③再現可能性が比較的高い
があげられます。
どちらも、必要金額が少なく、それに伴い達成年数も短くなるので、再現可能性も比較的高いFIREでしょう。
バリスタFIREの方がおススメな理由
では、なぜバリスタFIREが1番おススメかというと、バランスが良いFIREだからです。
収入面、支出面両方に偏っていないことから、精神衛生上良いと思います。
一方、リーンFIREは節約を極める必要があるぐらい支出面への偏りがありますよね。
このことから、かなり人を選ぶFIREであるため、その点でバリスタFIREに軍配が上がるでしょう。
ですが、どちらのFIREの方が絶対に良いとかではなくて、例えば、
「FIRE達成前は、リーンFIREのような節約特化型にし、達成後は資産が増えていくのに応じて節約を緩める」
でも良いですし、
「FIRE達成後は、節約も徹底しながらパートタイムで生活費をまかなうといった、リーンとバリスタの組み合わせ(バリーンFIREみたいな)」
のようなFIREもありではないでしょうか。
それでも
結局どっちにすれば良いのかわからない…
という人向けに、簡易的なチャートも作ってみました。
サイドFIREも全然あり
ちなみに、サイドFIREも全然ありですよ。
なぜかというと、サイドFIREはバリスタFIREと親和性が高いからですね。
サイドFIREとバリスタFIREの違いは、FIRE達成後の生活費の一部を、副業かパートでまかなうかの違いのみ。
あとは一緒なので、どっちかがダメそうなら、片方に切り替えることもできます。
例えば、こんな感じ。
・とりあえずサイドFIREを目指してみて、副業でうまく稼げそうにないから、バリスタFIREに切り替える
・サイドFIRE達成後に、副業収入が少なくなったから、バリスタFIREに一時的に切り替える
・FIRE達成後、副業もパートもしながら、両方の収入で生活費をまかなう(サイドFIREとバリスタFIREの組み合わせ)etc…
上記のように、状況に応じて、臨機応変に対応していくといいでしょう。
まとめ
今回は、FIREの種類について、各FIREの特徴などとあわせて紹介しました。
✅FIREの種類
Fat FIRE、リーンFIRE、コーストFIRE、バリスタFIRE、サイドFIREの5種類
✅達成しやすいFIRE
1番⇒バリスタFIRE(サイドFIRE)、2番⇒リーンFIRE
この記事では、大きく5種類のFIREを紹介しましたが、実際は100人いれば100通りのFIREがあります。
どのFIREが正解とかではなくて、様々なFIREを組み合わせてみたり、まだ世間でも生まれていない、自分オリジナルのFIREを目指してみたり…
つまり、自分にあったFIREを模索して目指すのが、最もベストだと思いますよ。
そのうえで、今回解説したこの記事が参考になれば、幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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